mitsuwaの近くの山でたけのこの収穫をしてきました。
どんな場所に生えているの?どうやって見つけるの?という疑問と掘り方を農園の方に教えてもらいました。
たけのこの見つけ方
たけのこは「竹の子」とも書くように竹の下に生えてきます。竹の種類は色々あるが、日本で多く食べられているのは「孟宗竹(もうそうちく)」という丸く柔らかい品種。高さ20〜25mまで大きくなり中国が原産の大型の竹です。
たけのこは竹の地中にある地下茎という根から生える芽の事です。3月〜5月初旬頃に収穫の時期を迎えます。
本州最南端のここ山口県では4月が最盛期。4月に伺ったところ、たくさん生えていました。収穫が追いつかず、雨上がりにはもっとたくさん生えるそうで「雨後の筍」ということわざもあるくらい次々と生えるらしい。
たくさんある中でどれが美味しいのでしょうか。
大きいものも美味しく食べられるけれど、私が個人的に好きなのは柔らかくてアクが少ない若いたけのこです。そうなると、見つけるのも掘るのも大変になります。
なぜなら、それはまだ地中の中にあるから。竹の近くを探して小さな新芽を見つけ出します。
たけのこの掘り方
お手本で農園の方に掘ってもらいます。たけのこを傷をつけないように慎重に。土の硬い部分になってきたらクワに持ち替えてたけのこの根元まで掘り進めていきます。
竹の根元は想像以上に固いのでクワがないと進みません。
掘り進めるとクワに硬いものが当たる音がしました。そこには竹の根があたっていたようです。クワでは切り離せないほど硬いので、のこぎりで切り離します。
最後はクワに持ち替えて、テコの原理でたけのこを掘り起こします。傷もつかず根元から綺麗に掘れていました。
根には5cmほどの小さなものも付いていました。
初めてたけのこを掘ります
たけのこを見つけたので周囲から少しづつ掘りますが、土は固くて素人は思うように掘れません。
1本掘るだけでこんなに苦労するとは思いませんでした。
根元から掘るのは難しくて、傷をつけてしまったり途中で折れたりしてしまいましたが、二時間ほどかけて30本くらい収穫できました。(半分以上は農園の方が掘ってくれました。笑)
実際に掘ってみてわかった事
たけのこを見つけるのはたくさん生える時期だったのですぐに見つかりましたが、掘るのは想像以上に難しくてハードでした。さらに、たけのこを収穫できるようにするには竹林の管理が欠かせず、適度に竹を切ったり他の雑草を刈ったりするそうです。美味しいたけのこを育てるのは簡単ではありませんね。
青々とした竹林では鳥の声がして森林浴にも最高です。ぜひ機会があれば行ってみてください。
たけのこは掘りたてならアク抜きをせず生のままでも食べられます。レストランでも春のコースで提供していきます。
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文責・写真:YASUKO